2010年7月26日月曜日

輪島 隆城水産にて

「民宿いろは」は河田原川にかかるいろは橋の袂にあります。橋を渡るとすぐ朝市なので、良い場所です。部屋は3階でした。窓を開けると、景色も最高、風も涼しくて、これで素泊まり一人3500円なら、文句なしです。さて、管理人夫婦は、天ぷらいち富が開店するまでの小一時間、すっかり爆睡してしまいました。

いち富の大将は、香林坊大和8Fにある「銀座天一」で修行をした人で、管理人夫婦が天一に行く度、良くしてくれまして。地元に帰って店をした事は天一の店長から聞いており、やっと顔を出す事ができました。

4~5年位のつもりでいたら、「店してから、もう8年経ちます」と言われてしまいました。時の過ぎるのは早いね~。
天ぷらのコースが1500円からです。安い。輪島風にカスタマイズされているものの、やっぱ天一の味です。美味しかったです。

さて、本日のメインイベント。隆城水産の社長に甘えて、作業場へお邪魔しました。

作業場前の駐車スペースで、魚介づくしのバーベキューです。さすが30年の目利きを誇るだけあって、どれもこれも美味しいこと。

作業場は少し高台にあり、目の前は草が沢山生えた崖状態で、遮る物がなにもなく、海と空が見えます。この絶景がまた、何とも言えん凄かった。
ゆっくりゆっくり陽が落ちるのを眺めながらのビールは最高でした。

海の上にうっすらと夕焼けが見えます。そして、変わった雲が空一面に出てました。

景色も素晴らしかったのですが、ちょっとびっくりしたのが、風が冷たいのです。午前中で既に33℃あったのに、辺りが薄暗くなると共に、空気が澄んできて、金沢の夜のモワーっとした嫌な暑さが全然ないのです。そういえば子供の頃の夏休みって、昼暑かったけど夜は涼しかったな。日本の夏って、本当はそうなんやよな。

完全に太陽が沈んであたりが真っ暗になると、海のあちこちで灯りがともります。防波堤の先端だったり、七ツ島の一つ大島にある灯台だったり。座っている場所は同じなのに、風景が刻々と変化していくのが素敵です。

「いつもなら、今くらいの時間から漁船が次から次と沖に出て行くのが見えるんや。それはそれは綺麗やぞ。明日休みやから今日は船ひとつも行かんな。ワシはたまに一人ででも、ここでこの景色眺めながら酒呑むことあるよ。嫌な事やら煩わしい事、ぜーんぶ忘れるからな。」と社長が言っておられましたが、その通りやと思う。

そして、一番びっくりしたのが、星空。目の前の崖の手前で、空を見上げると本当にこぼれ落ちそうな星星星。北斗七星と天の川をこんなにクッキリ綺麗に見たのは何十年振りだろうか。涙出るくらい綺麗やった。
管理人は学生時代一人暮らしをしてから、あれよあれよという間に視力が下がり、今は両目とも0.3くらいしかなく、金沢で見上げる月は常にガミラスとイスカンダル状態で、かろうじてわかるのは金星くらいなもんなのですが、まー凄かった。さすがにベガだのアルタイルだのデネブだのは、どれなのかわからんかったけど。

夜中12時過ぎまで、社長にお世話になってしまいました。ありがとうございます。

輪島って良い所ですな。

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